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治療には根治的治療と対症的治療があります〜病気の治療とコントロール

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病院に行けば治療を受けられる。こんなことは当たり前で、そのことに疑問を持つ人は少ないことでしょう。
でも本当でしょうか?

治療とは「病気やけがを治すこと。また、そのために施す種々のてだて。」と広辞苑にはあります。
私は内科医ですから、皆さんの病気を見つけて治すことを当然のこととして期待されているわけです。
しかし、実際どのくらいの患者さんを治しているかと考える時、医者である私はほとんど何もしていないことに気づくのです。
その理由をこれからお話します。

治療には2種類あります。根治的治療と対症的治療です。
根治的治療とは、病気を完全に治すことを目的に行われる治療です。
外科の分野ではこの根治的治療がよく行われています。
胃癌が見つかって手術によって完全に切除することができる場合がその良い例です。
私のクリニックでも、内視鏡治療によって早期胃癌や早期大腸癌の患者さんが何人も治っていますが、それが根治的治療です。

一方対症的治療とは、病気そのものを治すのではなく、患者さんの困っている症状を取り除くことを目的に行われる治療です。
手遅れの癌の患者さんに対して、その苦痛を取り除くために鎮痛薬を使う場合がそれです。
風邪の時の総合感冒剤投与は最も頻回におこなわれている対症的治療と言えるでしょう。

この根治的治療と対症的治療を比べると、根治的治療の行われる率が圧倒的に高いと思いたいのは私も同じです。
しかし現実にはそうではありません。完全に治せる病気はそう多くはないのです。
逆に言えば、自然に治る病気が多いのであって、医者が治せる病気は少ないと言えるかもしれません。

例えば今年の冬はみぞおちのあたりが痛くなり吐いて下痢をする風邪が流行りました。
そうした患者さんは、苦しい症状を早く取り除いて欲しいために医療機関を訪れるわけです。
したがって私達医者は、患者さんの困っている症状を軽くする薬を考えて処方するのです。
これは、まさに対症的治療であって根治的治療ではありません。
病気そのものは時間が経てば自然に治るという予測のもとに対症的治療をしているのです。

こうして考えると、内科の病気の多くは完全には治らないものか、自然に治ってしまうものかのどちらかであって、
医者が治せる病気は極めて少ないということに気づきます。

そこで、病気を治療するということ以外に、病気をコントロールすると言うことの重要性が出てきます。
糖尿病、高血圧症、高脂血症などの慢性疾患はいずれも治る病気ではありません。
しかしこれらの病気は通常症状も無く、患者さんは困ることもありません。
そのため、薬を飲みつづけることは患者さんの病気に対する十分な理解がなくては成り立ちません
そのために私達医者は病気を放っておくと将来どういうことが起こりうるかということを説明するのです。

病気自体は根治できませんが、食生活や運動療法などをしながら必要な薬を使い
病気をコントロールすることが大切なのです。
治すことはできませんが、コントロールをきちんとすれば病気のない人と同じように長生きできるという病気は実はすごく多いのです。

したがって病気になった時、その病気が自然に治るものか、医者の治療によって治るものか、
治らないけれどもきちっとコントロールをすれば心配無いものかを知らなくてはいけません。
またそうしたことを説明するのが医者の重要な仕事であると思っています。

皆さんが期待しているような病気を治すと言う意味での「治療」は、医者にはできないことが多いということを御理解頂けたでしょう。
もしも多くの病気が医者によって治せるなら、医者が横柄であったり威張っていても良いのかもしれません。

しかし実際には先ほどお話したように、多くの病気は医者がいわば助言者となって、
患者さんの努力によってコントロールしていくものです。
そのため医者は患者さんの病気をコントロールしていく上での協力者であり、対等な立場に立たなくてはいけないと思います。  

慢性疾患のコントロールはその患者さんの人生観によってもしばしば変わります。
おいしいものを食べれないなら生きていても仕方ないという糖尿病の人に、
無理な食事療法を強制しても仕方ありません。
そのひとが食べたい内容と量を考えた上での血糖コントロール方法を考えるべきでしょう。

したがって、皆さんが慢性疾患になったとき、どのような人生を送りたいか聞かせていただくことは非常に重要だと思っています。


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[T12] 医者はナゼ風邪を引かないか

http://yanagawaclinic.blog47.fc2.com/blog-entry-157.html儲けるとはどういうことか、と聞かれた。答えに窮して「自分の懐があたたかくなること」とその場を逃げた。質問した相手はおもむろに儲けるの一字を紙に書いた。「儲」これを離せば、どうなるか?あら、不思議。「

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プロフィール

柳川クリニック院長 柳川 健

柳川クリニック院長 柳川 健
コンセプトは健康と美、
そして癒し。
西鎌倉『柳川クリニック』は、あなたと共に
抗加齢ライフを考えます。


東海大学内科非常勤助教授
日本内科学会認定専門医
米国内科学会(ACP)会員
米国消化器病学会(ACG)会員
日本救急医学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本抗加齢医学会専門医

【柳川クリニックの特徴】
1. 内視鏡検査・治療に力を入れています。
2. 消化器内科を中心として幅広い診療を行っています。
3. 在宅医療を行っています。
4. 抗加齢医療を行っています。
5. 代替医療を積極的に取り入れています。
 
代替療法を紹介・実践する場として、クリニック2階に「メディカルスパ西鎌倉」を併設。エステ、マッサージ(リンパドレナージ)、アロマセラピー、カウンセリングを行っております。
美容皮膚科にこうしたエステが併設されているところは多いのですが、内科主体のクリニックでは日本では初めてかもしれません。

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●柳川クリニック
Tel:0467-33-0857
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