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皆さんは自分の健康をどのように管理されていますか。年に一回の市民検診を受けているので大丈夫と言う人がいます。本当に大丈夫でしょうか?
市民検診には一般的な血液検査、胸部X線写真、胃透視検査(バリウム)、便潜血検査、婦人科検査が入っています。
年に一回通知が届き、わずかな負担金で(あらかじめ税金で払っているわけですが)上記の検査が受けられるわけです。
私個人の意見としては、何も検査を受けないよりは市民検診を受けた方が良いと思っています。ただし、検診結果を見る時には注意が必要です。
よくあるのは、検診で異常を指摘されなかった時に病気が無いと信じてしまうことです。
たとえば、便潜血反応が陰性であった時に大腸癌はないと信じてしまうことは大変危険であるということです。
しかも、便通の異常や腹部症状があるにもかかわらず、便潜血反応が陰性だからといってそれ以上検査をしないで放っておくというのは最悪な検診の利用法だと思います。
胃のバリウムにしても、早期癌はしばしば見落とされますから注意が必要です。
こうした検診による病気の見落としは、誤診というわけではなく、検査の限界であると考えていただかなくてはいけません。
したがって、検診を受ける皆さんにはそうした検査の限界を知った上で受診していただきたいと思います。
検診をする前に、この検査を受けても病気を見逃すことが比較的多いなどと医療側から説明することは少ないようです。
そのため、検査を受ける側と医療側とでの検診に対する意識の差が生まれてしまったのでしょう。
人間ドックというものも一般的には同じように考えて頂いた方がよいと思います。
呼び方はドックといっても、中味は市民検診と変わらないものもありますので内容を十分に検討した上で結果も評価して欲しいと思います。
何か症状があるときに市民検診や人間ドックを受ける人がいますが、症状を中心に検査を進める方が病気を見つけるには早道ですので外来を受診してください。
検査はどんな検査でも100%の診断率はありません。
大腸内視鏡検査でも診断率は90%くらいと言われています。
したがって検査を受けたから大丈夫と言う考えは持つことなく、症状が続く場合には検査で異常が無くとも正直にお話下さい。
皆さんが職場などで検診を受けられた場合には、その結果についてかかり付けの医者に見せて、健康状態についていつでも相談できるようにしておいた方が良いと思います。
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