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私のアンチエイジング生活の現状と課題

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 最近、「アンチエイジング」という言葉を目にすること、耳にすることが多くありませんか?特に化粧品の宣伝によく出てくる、この「アンチエイジング」とは一体なんでしょうか。

  以前、この紙面でもご紹介した「抗加齢医学」というのが「アンチエイジング医学」のことで、老化をいかに予防するかという医学と考えていただければよいと思います。
 もともとは美容皮膚科で盛んに使われていたこの言葉が、最近内科の分野でも取り上げられることが多くなってきました。

 アンチエイジングとは言っても、年をとらなくなるわけではありませんし、死ななくなるわけでもありません。年をとって高齢者になっても、元気にゴルフをしたり、ドライブしたり、自分のことは何でも自分でできるという状態で死を迎える。そうした人生を皆さんも望んでいるでしょ?それを実現しようというのがアンチエイジング医学なのです。

 前号にも書きましたが、私はこの7月に母を亡くしました。約1年半の闘病生活中、私の中にも様々な変化が起こりました。私は母親の闘病と迫り来る死に接し、死が身近なものであり、だれもがやがて必ず迎えなければならないものであることを痛切に感じました。それと同時に、生きている時間の尊さを強く感じました。そうしたときに出会ったのが、この「アンチエイジング」なのです。

 あの万里の長城を造った秦の始皇帝は、莫大な資産を投じて不老不死の薬を探させたと言われています。その不老不死の薬があれば、楽して長生きできて、アンチエイジング医学はそれですべてお終い、となるのですが、現実には不老不死の薬は今のところありません。

 では、具体的に何をすればよいのか。その細かい手法は、いくつかの本が出版されていますので、ここでは、私自身がやっていること、やりたいことを書くことによって、みなさんにもアンチエイジング生活をお勧めしたいと思います。

 まず基本となるのは、生活習慣です。食事、運動、睡眠が中心です。食事は、食べ過ぎないようにし、腹八分で我慢するようにします。
おいしいものがあふれている日本では、とても難しいことです。とくに、油っぽいものと炭水化物の摂取には気を使うようにしています。

 そして、BMIを22に保つように努力するのです。BMIは体重(kg)を身長(m)の2乗で割ったもので、私は体重70kg 身長1.75mですから、BMI22.8となります。
私の場合、理想的には体重を67kgくらいにしたほうが良いと思うのですが、なかなか落ちません。

 運動は、有酸素運動を中心に、筋力トレーニングを組み合わせて行うことが理想です。私の場合、週に1回、1時間半のテニスをするようにしているのですが、研究会出席や雨などで、2週間に1回くらいになっています。
筋力トレーニングは現在していませんが、新クリニックになってから、2個の診察室を行ったり来たりすることで、少しは下肢筋力を使うようになったと思っています。

  睡眠は、一日7時間が理想といわれています。私の場合は5,6時間であり、もう少し寝たいと思っています。

 生活習慣に気をつけることが基本ですが、それだけではアンチエイジングはなかなか実現しません。

 最近ブームになっているコエンザイムQ10(CoQ10)などのサプリメントやハーブの摂取が必要です。老化は、体の酸化が一つの原因であると言われています。
そのため、体内の酸化物質を除去するような抗酸化物を摂取したほうが良いのです。ビタミンA、C、E,CoQ10が代表です。
私は、1年半前からこれらのビタミンを中心に、ビタミンB、D、亜鉛などの微量元素も摂取しています。そのためか、体内のフリーラジカルはずっと正常値です。
また、前立腺肥大の予防のためノコギリヤシ、記憶力増進のためイチョウの葉エキス、現在は風邪予防のためエキナセアを併用しています。

 最後に、ホルモン補充療法についてお話します。
 老化してくるといろいろなホルモンが低下し、それが老化を促進し、疲れやすさ、活気のなさを作り出していることは間違いなさそうです。ただし、そうした低下は生理現象なので、補充療法はすべきでないという意見もあります。

 私は、この9月にコルチゾール、DHEAs、ソマトメジンの測定をしました。
コルチゾールはストレスホルモンであり、ストレスを強く受けると増えます。9未満が理想ですが、私は21。もう少しのんびりとした生活をしなければいけないと感じました。
わたしのストレスの強さは、インナーバランスという自律神経のバランス検査でも示されており、いつも交感神経が強く働きすぎているようです。
これが続くと、免疫力の低下等が起こり、癌になる可能性も高いのです。DHEAsは、男女ともに性ホルモンの原料となるホルモンです。
これが低下すると、セックスが弱くなるのはもちろんのこと、ストレスに対しての抵抗力が下がり、疲れやすくなり、活気がなくなります。
通常2000から4000くらいあると良いのですが、私の値は1520と低下していました。何人かの患者様で値が500を切るような方で、疲れやすさを強く訴える方に補充療法をしてみたところ、症状が改善する方が多かったことと、私自身、夕方から夜にかけて少し疲れを感じるため、10月初旬からDHEAの補充を始めました。
なんとなく疲れが減ったような気がします。

 ソマトメジンを測定することにより、成長ホルモンの分泌状態を知ることができます。
このホルモンの低下は、筋力、筋肉量を低下させ、皮下脂肪を増加させ、動脈硬化を促進します。通常250以上が理想値です。私は、320ととても良い状態でしたので安心しました。
このホルモンは補充することもできますが、筋肉痛が残るくらいの運動や、あとで述べますメラトニンの補充でも増加させることができるのです。

 最後に、睡眠障害のある方に特にお勧めしたいのが、メラトニンです。
これは、もともと私たちの脳内から睡眠時に出るホルモンで、補充することにより質の良い睡眠を得ることができます。
同時に、抗酸化作用、抗ストレス作用、成長ホルモン分泌促進作用などがあり、今後ますます注目されると思われます。

  こうしたアンチエイジング医学は、いわゆる疾病を扱うものではないため、保険診療で行うことができません。
そのため、しばらくの間は月に何回かの水曜日に、「若返り外来(抗加齢外来)」を行います。
そこで、アンチエイジング生活の指導や、サプリメントのとり方、ホルモン補充療法などを行っていきます。

 興味のある方は是非ご予約ください。

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プロフィール

柳川クリニック院長 柳川 健

柳川クリニック院長 柳川 健
コンセプトは健康と美、
そして癒し。
西鎌倉『柳川クリニック』は、あなたと共に
抗加齢ライフを考えます。


東海大学内科非常勤助教授
日本内科学会認定専門医
米国内科学会(ACP)会員
米国消化器病学会(ACG)会員
日本救急医学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本抗加齢医学会専門医

【柳川クリニックの特徴】
1. 内視鏡検査・治療に力を入れています。
2. 消化器内科を中心として幅広い診療を行っています。
3. 在宅医療を行っています。
4. 抗加齢医療を行っています。
5. 代替医療を積極的に取り入れています。
 
代替療法を紹介・実践する場として、クリニック2階に「メディカルスパ西鎌倉」を併設。エステ、マッサージ(リンパドレナージ)、アロマセラピー、カウンセリングを行っております。
美容皮膚科にこうしたエステが併設されているところは多いのですが、内科主体のクリニックでは日本では初めてかもしれません。

鎌倉市西鎌倉1-18-3
●柳川クリニック
Tel:0467-33-0857
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